風変わりなカッコウ
かつて、森の近くに住んでいたことがありました。
爽やかな初夏の朝、目覚めると、近くからカッコウの美しい歌声が聞こえてくることもしばしばありました。
ところが。
ある夏の暑い日の朝、ちょっと風変わりなカッコウの鳴き声が聞こえてくるではありませんか。
ちょっと太くて低い、若干のしゃがれ声で、
「あっおぅ、あっおぅ…」
どうしたのだろう?と思っていましたが、次の日もその鳴き声が聞こえてくるのです。
何かが変だと思い、外に出てみると、近くの電柱にとまっていたカラスの仕業でした。
ついにはモノマネの術を身につけたらしいです。
聞いただけで笑えます。
カラスというのはいったい何を目指しているのでしょうか…。
今週のお題「告白します」